二分脊椎症の発症率について

葉酸の摂取は二分脊椎症のリスクを抑えると言われてはいますが、葉酸を摂らなければ二分脊椎症になるのかと言えばそれは違います。逆に、葉酸を積極的に摂取していれば二分脊椎症になるリスクがなくなるのかといえば、それも違います。

 

確かにリスクを抑える意味合いで有効的に用いることが出来る葉酸ではありますが葉酸サプリさえ摂っていれば二分脊椎症になる心配はない、健康な赤ちゃんが必ず産まれてくる...と過信することは危険です。ではそもそも、二分骨髄章になる確率はどの程度のものなのでしょうか。

 

二分脊椎症の発症率は世界的に見れば1000分の1程度とされており、日本では3000分の1程度の割合とされてきましたが近年日本も世界の水準に近づいてきており、厚生労働省もその発症率を下げるために葉酸摂取の勧めを通達するようになりました。

 

1000分の1の割合と言われてもピンとこない方が殆どかと思いますが、この数字は全年齢で平均したダウン症の発症率とほぼ同等でそう考えれば決して低くはない確率と言えるでしょう。

 

ただダウン症をはじめとする染色体異常は、年齢によってリスクが上昇しやすいという特徴があり20代で約1600分の1、40代になると100分の1にまで発症率が上がると言われていますので単純に数字を比較しても判断し辛い面があるかと思います。

 

そう考えてみると、二分脊椎症の発生リスクはそれほど高くもないように思えます。何より、葉酸は二分脊椎症の発症リスクを下げる可能性は確かにあると言えますが十分に摂取していたからと言って二分脊椎症にならない保証はどこにもないということをしっかりと理解しておくことが重要です。

 

現代多くのサプリメント会社が存在し、その殆どが本当に良いものを提供するために力を注いでいますが残念ながらその中には過剰な表現で消費者を煽る会社も存在しています。

 

例えば、葉酸を摂らなければ二分脊椎症になる!と断言したかのような売り文句には、くれぐれも注意してください。何度も言いますが「葉酸サプリを飲まない=二分骨髄性になる」といったことはありません。

 

葉酸サプリはあくまでそのリスクを下げるために活用するものであり、また赤ちゃんや母体の栄養を補うために活かされるべきものです。「飲まないよりは飲んだ方が子供にも母親にも理想的と言えるもの。それなら飲んでおこうかな!」...といった前向きな感覚で葉酸サプリに目を向けていくことをお勧めします。